FC2ブログ
プロフィール

鴎佐和志孝

Author:鴎佐和志孝
1981年生まれ
職業:シナリオライター(見込み)
信条:一度でも同じ舞台に立った者は皆家族

カレンダー

10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

月別アーカイブ

どこまでも。
シナリオライター・鴎佐和志孝さんのProduction notes
観劇
新宿スペース107『しがらみの向こうに』


それぞれに“しがらみ”を抱えた男たちが
詐欺集団としてオレオレ詐欺に手を染めていく物語。
RISU PRODUCE Vol.6

さて、感想ですが、
まず、キャラの“役割分担”がはっきりしてるのが上手いなと思いました。
“個性”や“性格”ではなく、
その作品において、そのキャラがしなければならないこと
その作品において、そのキャラに与えられた役割
みたいな
“作品に込められたメッセージをより観客に伝えやすくするために用意されたキャラ”
というものが上手く描かれた作品だと思いました。

物語冒頭、自分たちのしようとしていることが詐欺であると知った時、
それでも金の為に詐欺に手を染めようとする男たちに
『これは犯罪なんですよ!』
と訴えてその場を去る大学生の青年。

電話の相手がヤクザの女であることを知らずに振り込ませ、
それがきっかけで山奥で遺体で発見される男。

この人たちのおかげで
ややもすれば詐欺を肯定しがちになりそうな作品の流れを
「あくまでも詐欺は犯罪」というメッセージをチラつかせることによって
本来の流れに軌道修正しているんだなと思いました。

そうか、メッセージはチラつかせるだけでもいいのか。
勉強になりました。

それと、圧巻だったのが
オレオレ詐欺の“実演”シーン。
なるほどこりゃ振り込むわ、と思ってしまうほど迫力がありました。


作品自体が放つテーマは非常に重いものがありました。
間違っていると分かっていても、その道を進まなければならないとき。
まとわりついた“しがらみ”が自分にどんな人生を歩ませるのか。
その“しがらみ”に自分はどう向き合っていくのか。
“人生がうるさくなって”きた頃、私はどうしているのか。
“バッドエンドのようなスタート”に立たされた時、私はどうするのか。
それが分かるのは、もう少し先になりそうです。

「しがらみのない世界」を夢見た、不治の病と闘う純粋な青年。
彼の夢見た世界はあるのでしょうか。
エンディングのゴダイゴの『ガンダーラ』に
胸を締め付けられました。

スポンサーサイト



■ この記事に対するコメント

■ この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する。


■ この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://docomademo.blog87.fc2.com/tb.php/60-9604a421
この記事にトラックバックする。(FC2ブログユーザー)
Twitter

ZARD CLOCK

ブログ内検索

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード